まとめ

前回の記事に書いたのが、

私がよく「教育システム改革」と言っている事の、主な内容で、

 

 

この教育システム改革によって、個々の性質を阻害せず伸ばして成長した子どもたちが、それぞれの得意分野で協力しあって社会を回す「適材適所の世界」を作ると、人類全体の可能性が飛躍的に伸びる、と私は考えているわけだけれど、

 

そのためにはさらに、「経済システム改革」が必要だと考えている。

つまり「賃金」が重要アイテムである現行システム下では、その賃金自体に、職業で金額の差がありすぎると、

 

せっかく個々の素質を伸ばしても、「自分には向いていないが賃金の高い職種」に就こうとする流れが終わらないので、なかなか社会が適材適所にならない。

 

経済システムには他にも問題点がいくつかあるけれど、とりあえずこの点をまず改善すれば、

考えるべき場所に考えられる人材が就き、実行が重要な場に実行力のある人材が就くなど、社会全体が適材適所になりやすくなるので、

おのずと、他の問題点にも気付いたり・解決したりする力が、現在よりも、社会的に上がっていくだろうと考えている。

 

 

こうして始まっていく適材適所の社会が、

かつて縄文時代には普通に行われていた、「平等、かつそれぞれの得意分野で協力しあい・地球とも調和が取れているサステナブル社会」を、

現代の増殖した人類で再現し、

 

それはさらに、ただ単に「過去を再現する」だけではなく、

 

かつての人類には避けようがなかった「宇宙や地球規模の天災」や「近隣宇宙開拓」等にも、

適材適所の協力で、進歩したテクノロジーを適切に使いこなすことにより、的確に対処できるという、

より進化した適材適所文明を、構築することにつながるだろう。

 

と予想しているのが、

私の考えている内容の、だいたいの全体像である。

 

すべてをきっちりこの通りに進められないとしても、だいたいこのような方向に進んでいけば、地球と調和をとりながら人類も繁栄を維持できる状況に、なっていくと私は思っている。

 

(やることが色々あって複雑なように感じるが、ポイントは「多様性を認め合い、すべてにとってwinwinになるように考えていく」、これが、人間社会の改善にも地球全体の改善にも、おそらく宇宙全体の調和にも、共通して言える法則だろうと思う。)

 

~~

多様性の話題が出たのでついでに追記しようと思うが、

私は息子には格闘系の進路に進んでほしくないと個人的には思っているけれど、それは私が、「愛する存在が痛めつけられるのを正視できないから」であって、格闘技そのものを否定しているわけではない。また、息子が本当にそちらに進みたいと言った場合にも、止めるつもりはない。

戦いを好む性質を持つ人にとって、社会への害を最小限に、比較的自由に闘える場やそれを見る場があることは、多様性の容認やwinwinの観点からも理にかなったものだと思うので、格闘技の存在は大いに意義があると思う。

ただし先日書いたように、「現行システム下で能力を発揮して成功できる人々」の枠に、格闘技系も入るので、

自己表現で満足して終わらず、

「社会的弱者にならざるを得ない人々をどう平等に浮上させるか」に尽力できれば、不要な害を避けやすいし、その行動が、社会を未来につなげる歯車になる、

というのが、その他の成功職種と同様、現行システム下では意識的に努力せねばならない部分であろう、と思う。